AIに下書きを作ってもらったのに、直しているうちに夜が終わってしまう。そんなときは、文章を生成する速さよりも、どの作業で止まっているかを確認してみましょう。
まず1記事だけ、制作時間を5つの工程に分けて記録します。この記事では、記録の方法と、時間がかかる工程に合わせたAIへの頼み方を紹介します。ここで示す時間は説明用の例であり、実測した成果ではありません。
「記事を書く時間」を5つに分ける
記録する工程は、テーマ決め、情報確認、構成と下書き、修正、入稿と表示確認の5つです。時計や普段のメモがあれば始められます。専用サービスを契約する必要はありません。
各工程の開始時刻と終了時刻を残し、休憩や家事で中断した時間は分けてください。きっちり測ることよりも、同じ基準で記録することを優先します。
記録例:テーマ決め10分/情報確認25分/構成と下書き15分/修正40分/入稿と表示確認10分。合計100分です。この例なら、最初に見直す候補は40分かかった修正です。ただし、長い工程が不要とは限りません。必要な確認に時間を使っている可能性もあります。
修正が長いときは、直した理由を1行残す
「文章が気に入らなかった」だけでは、次に何を変えるか決まりません。「同じ説明が3回出てきた」「体験していない感想が入っていた」「読者が初心者なのに用語の説明がなかった」のように、直した理由を具体的に残します。
重複が多ければ、最初の依頼に「同じ結論を複数の見出しで繰り返さない」と加えます。感想の創作があれば、自分の体験メモを渡し、「メモにない経験は書かない」と指定します。
AIへの指示を一度に何十項目も増やす必要はありません。今回最も手戻りが大きかった原因を1つ選び、次の記事で試しましょう。
全文を書き直す前に、変更する場所を指定する
1段落が読みにくいだけなのに全文の書き直しを頼むと、確認済みの箇所まで変わってしまうことがあります。修正したい範囲と残す内容をセットで伝えてみてください。
指示文の例:
「次の段落だけを、ブログ初心者に分かる表現に直してください。事実、数字、条件は変更せず、体験や新しい主張は追加しないでください。変更後の段落と変更理由を示してください。判断できない部分は質問として残してください。
対象の段落:[ここに貼る]」
戻ってきた文章は元の段落と比べ、意味や条件が変わっていないか確認します。「簡単に」「必ず」といった、元になかった断定が加わっていないかも見てください。
情報確認が長いときは、記事の範囲を狭める
調べることが次々に増えるなら、1記事で扱う問題が広すぎる可能性があります。例えば「副業を全部比較する」から「ブログの作業時間を記録する」に絞れば、答えるべき疑問が明確になります。
ただし、時間を減らすために料金や契約条件の確認を省いてはいけません。確認できない情報は公開まで保留するか、記事の結論が成立する範囲で取り扱う内容を見直します。AIの回答を、そのまま根拠として採用しないことも大切です。
次の記事では1つだけ変えて比較する
次回は「段落単位で修正を頼む」など、変更点を1つ決めます。再び5工程の時間を記録し、合計時間と手戻りの理由を見比べてください。
例えば修正時間が短くなっても、公開前の確認で誤りが増えたなら、その方法には見直しが必要です。短い記事と調査量の多い記事では条件が異なるため、1回の結果だけで効果を断定しないようにします。
作業後のメモは「今回止まった場所」「次に変えること」の2行で十分です。記録を詳しく残したい場合は、当ブログの体験メモの作り方も使えます。
今日の記事を無理に急いで仕上げるより、まず今の作業の開始時刻と終了時刻を残してみてください。自分が時間を使っている場所が分かれば、AIに任せたい作業も具体的に決められます。
コメントを残す