昨日の下書きを開いたものの、どこを直そうとしていたか思い出せない。AIとの会話を読み返すだけで、作業時間が過ぎてしまう。
そんなときは、作業を終える前に「次にすること」を短く残してみましょう。完成していない記事でも、再開する場所が分かれば、取りかかる作業を選びやすくなります。
この記事では、ブログ作業を中断するときに残す4項目と、AIへの引き継ぎ指示文を紹介します。作業方法の提案であり、以下の記入例は架空のものです。
「途中まで書いた」だけでは、再開する場所が分からない
「本文を作成中」「あとで修正」とだけ書いても、次に開いたときには全体を読み直すことになります。
残したいのは作業の感想ではなく、現在の状態です。
たとえば「見出しは決定済み。本文の2番目の見出しに具体例を追加する」と書けば、再開する場所と作業が分かります。
細かい日報を作る必要はありません。次の自分が迷う部分だけを残すことから始めましょう。
再開メモに残す4つの項目
1.どの原稿を開くか
記事の仮タイトルと、下書きの場所を書きます。ファイルならファイル名、WordPressなら編集画面のURLなど、自分が原稿に戻れる情報を残します。
似た名前の原稿が複数ある場合は、どれが最新かも明記します。AIに渡す際は、ログイン情報やパスワードを含めないでください。
2.どこまで決まっているか
「見出しは決定」「導入は仮」「本文は事実確認前」のように、部分ごとの状態を分けます。
特に、AIが作っただけの文章を「確認済み」と扱わないことが大切です。文章が存在することと、内容を確かめたことは別です。
3.まだ決められないことは何か
迷っている点は、疑問の形で書きます。
「説明が微妙」よりも、「この用語を初心者向けに説明する必要があるか」のほうが、次に考える内容が明確になります。
調査待ちの情報も、未確認として残します。料金の根拠が見つかっていないなら、文章を整えるより先に確認が必要です。
4.次に行う作業を一つ決める
「記事を完成させる」では範囲が広すぎます。「2番目の見出しに、操作前と操作後の例を一つ追加する」など、手を動かせる単位にします。
やることが複数あっても、最初に取りかかる作業を一つ選びましょう。残りは別の欄に置けば、再開直後に全部を判断せずに済みます。
そのまま使える再開メモの記入例
以下は、導入文の書き方を説明する記事を作っていると仮定した例です。
原稿の場所
仮タイトル「ブログの導入文を作る手順」
下書き:[自分の保存場所]
決まっていること
想定読者は、本文は書けたが書き出しに迷う人。見出しの順番は決定済み。導入文は仮の状態。
未解決のこと
修正前と修正後の例が長い。同じ説明を繰り返していないか確認したい。
次にすること
修正例の段落だけを読み、重複する説明を削る。ほかの段落は、その後に確認する。
この程度の長さでも、何を開き、どこから作業するかが分かります。
AIに渡すときは、原稿とメモをセットにする
再開メモだけでは、AIが現在の文章を正確に把握できない場合があります。直したい原稿や該当部分も、一緒に渡しましょう。
使っているAIが以前の会話をどこまで参照できるかに頼りきらず、今回の作業に必要な情報をそろえる方法です。
次の指示文を使えます。
以下の再開メモと原稿を読んで、作業の続きを手伝ってください。
再開メモ:[4項目を貼る]
対象の原稿:[直したい文章を貼る]
最初に、現在の状態と次にする作業を短く確認してください。
メモと原稿に食い違いがあれば、変更前に指摘してください。
今回は「次にすること」に書いた部分だけを修正してください。
未確認の情報を推測で補わないでください。
最後に、変更点と残った作業を分けて示してください。
修正案を受け取ったら、元の文章と比べます。依頼した箇所以外が変わっていないか、意味が変わっていないかも確かめてから採用します。
再開メモは、本文の外に置く
「ここは後で確認」「広告を追加する」といった作業メモは、読者向けの記事本文とは分けて保存しましょう。本文中に置くと、公開時に取り残すおそれがあります。
手元のメモ帳など、自分が管理しやすい場所で構いません。原稿への戻り先と一緒に保管し、作業を終えたら古い状態を更新します。
複数のメモを増やすより、記事ごとに一つのメモを更新する形から試すと、最新の状態を見つけやすくなります。
今日の終わりに、次の一手を一行残そう
最初から4項目を丁寧に埋めようとして負担になるなら、「次にどの段落をどう直すか」だけでも残してみてください。
「続きを書く」ではなく、「最後の見出しに、読者が今日試せる作業を一つ書く」。このように具体的な一行にします。
記事を一度で仕上げられない日でも、続きの場所を残せます。次回はそのメモを出発点に、必要な部分から作業を再開しましょう。
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