AIで商品比較表を作るときは?「未確認」を勝手に埋めないための手順

AIに商品の比較表を頼んだら、すべての欄がきれいに埋まっていた。でも、公式ページを探しても、その説明が見つからない。

商品紹介の記事では、表の見栄えより、各項目を何に基づいて書いたかが大切です。分からない項目まで埋めると、読者が誤った前提で選んでしまいます。

この記事では、資料にない情報を補わせずに比較表を作る手順を提案します。例は架空の商品で、実際の商品性能や使用感を示すものではありません。

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1.比較する前に「読者が決めたいこと」を一つ選ぶ

項目を増やすほど役立つ表になるとは限りません。たとえば、持ち歩き用の作業用品を探している読者なら、重さや寸法、必要な機器との対応が判断材料になります。

今回は何を決めるための表か、一文で書きます。「外出先へ持ち運べるかを判断する」と決めたら、それに必要な項目から調べましょう。詳しいランキングを作る前に、読者の条件をそろえます。

2.商品名だけでなく、型番と確認日を残す

名前が似ていても、型番や販売時期、プランによって説明が違うことがあります。比較対象ごとに、正確な名称、型番やプラン名、参照した公式ページ、確認日を記録します。

情報を写すときは、数値だけでなく単位と条件も残してください。「本体のみの重さ」と「付属品を含む重さ」は、そのまま同じ条件の数値として並べないようにします。

特定商品の料金や機能を掲載する段階では、最新の公式情報で確認します。AIが記憶している情報だけで空欄を埋めないことが基本です。

3.「未確認」と「非対応」を分ける

資料に書かれていないことと、利用できないことは別です。比較表では、少なくとも次の状態を区別しましょう。

確認済み:根拠となる記載を確認した。
未確認:調べた資料では判断できない。
条件付き:対象機器や利用条件などの制限がある。

「非対応」と書くのは、それを裏付ける情報を確認できた場合です。記載が見つからないだけなら、「公式ページに記載なし(確認した範囲)」など、調査の限界が伝わる表現にします。

未確認の項目を点数ゼロにすると、情報不足を性能の低さとして扱ってしまいます。情報がそろわない段階で、総合点や一位を決める必要はありません。

4.架空例:不明な重さを推測で補わない

説明用に、商品Aの資料には「本体300g」、商品Bの資料には重さの記載が見つからなかったとします。

この場合、比較メモは次のように整理できます。

商品A:本体300g/資料の記載を確認/付属品の重さは別途確認。
商品B:未確認/確認した資料では重さの記載を発見できず/追加調査が必要。

商品Bに「一般的にこのサイズなら200g程度」と書き足すと、推測が仕様のように見えてしまいます。また、Aだけ数値が分かっていても、「Aのほうが軽い」とは比較できません。

読者には「重さで選ぶにはBの確認が必要」と伝えれば、次に何を確かめればよいかが分かります。

5.AIに渡す指示文には、空欄の扱いを指定する

確認した資料を整理する補助として、次の指示文を使えます。資料は、入力してよい公開情報の必要な範囲に絞ってください。

以下の資料だけを使って、商品比較の下表を作ってください。
読者が決めたいこと:[記入]
比較項目:[記入]
商品Aの名称・型番・資料・URL・確認日:[記入]
商品Bの名称・型番・資料・URL・確認日:[記入]

各項目を「確認できた内容」「適用条件」「根拠」「確認状態」に分けてください。
資料にない内容は「未確認」とし、一般知識や推測で補わないでください。
記載がないことを、非対応や性能の低さと解釈しないでください。
単位や条件が異なる数値は、その違いを明記してください。
使用感、口コミ、優劣、ランキングは追加しないでください。
矛盾する記載があれば両方を挙げ、断定せず確認事項にしてください。

出力された表は、元の資料と一項目ずつ照合します。URLが付いていても、そのページに主張を裏付ける記載があるとは限らないため、根拠の文章まで確認してください。

6.紹介文は、確認できた違いの範囲で書く

比較表ができたら、「どんな人にもおすすめ」と広げるのではなく、確認できた条件に結び付けて説明します。

たとえば「Aは本体の重さを確認できたため、持ち運びの検討材料にできます。ただしBは未確認なので、軽さの優劣は判断していません」と書けば、分かることと分からないことが区別できます。

実際に使っていない場合は、「持ち運びが楽だった」「使いやすかった」といった感想を加えないでください。仕様から検討できる点と、自分の使用体験は別の情報です。

最後に、比較表の条件、確認日、出典、未確認事項が読者に伝わるか見直します。まずは二商品、三項目で十分です。表を埋め切ることより、読者が次に確認すべきことまで分かる比較を目指しましょう。

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