副業で記事作成を頼まれたものの、依頼文には「読みやすく、早めにお願いします」としか書かれていない。何から確認すればよいか迷って、そのまま書き始めていませんか。
そんなときは、AIに本文を作らせる前に、依頼内容を「決まっていること」と「確認が必要なこと」に分けてみましょう。この記事では、文章作成の依頼を整理する項目と、そのまま使える指示文を紹介します。以下の依頼文は説明用の架空例です。
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1.まず「何を納品する仕事か」を確認する
同じ「記事作成」でも、本文だけなのか、画像選びや入稿まで含むのかで作業は変わります。最初に、次の項目をメモしてください。
・テーマと想定読者
・納品するものと形式
・文字数や構成の指定
・納期の日付と時刻
・報酬と支払いについて合意した内容
・修正対応の範囲
依頼文にない項目は空欄のままで構いません。「一般的にはこうだろう」と自分で決めるより、未確認と分かる形に残します。
2.曖昧な言葉を具体的な質問に変える
たとえば、「ブログ記事を一本、早めにお願いします。画像もあると助かります」という依頼を考えます。
この文章から分かるのは、ブログ記事一本の作成が求められていることです。一方、「早め」の日時や、画像が必須なのかは分かりません。
確認文の例は次のとおりです。
「納品期限は何月何日の何時でしょうか。画像の選定・挿入も今回の作業範囲に含まれますか。あわせて、本文の文字数の目安と納品形式をご指定いただけますでしょうか。」
一度に長い質問を送るのが気になる場合は、作業を始めるために欠かせない事項を先に整理します。ただし、未確認の費用や対応範囲を了承したつもりで進めないようにしましょう。
3.AIに渡す前に、入力してよい内容を選ぶ
依頼文をそのまま貼り付ける前に、発注者のルールや情報の取り扱いを確認してください。氏名や連絡先、未公開の企画、顧客情報など、入力する必要のない情報は除きます。名前を伏せただけでは、内容から相手が分かることもあります。
外部AIへの入力が認められているか分からない資料は、貼り付けず、自分で確認項目を整理してください。AIを使った成果物の納品が許可されているかも、資料の入力可否とは別に確認しておきます。
4.コピーして使える、依頼内容の整理プロンプト
入力してよい範囲の依頼文を、次の指示と一緒に渡します。
以下の依頼文を、着手前の確認用に整理してください。
依頼文:[入力してよい内容だけを貼り付ける]
「項目」「明記されている内容」「根拠となる原文」「未確認事項」の四つに分けてください。
納品物、形式、文字数、期限、報酬、支払い、修正範囲、AI利用の可否を確認してください。
記載のない条件を推測で補わず、「未確認」としてください。
矛盾があれば、該当する文を両方示してください。
最後に、相手へ確認する短い質問文の案を作ってください。
条件への同意や仕事の引き受けを表す文章は追加しないでください。
AIの整理結果は、原文と見比べて確認します。特に金額、日時、作業範囲については、抜けや読み違いがないか自分で確認してください。この使い方は情報整理の補助であり、契約内容の判断を任せるものではありません。
5.返信案は送る前に「勝手な約束」を探す
丁寧な返信文でも、「無料で何度でも修正します」「明日までに納品できます」など、自分が決めていない約束が入っていれば、そのまま送れません。
送信前には、次の三点を確認します。
・約束していない納期や対応が追加されていないか
・確認したいことが質問として伝わるか
・確認中なのに、すべて了承した表現になっていないか
たとえば「承知しました。すべて対応します」ではなく、「着手前に、納期と画像対応の範囲を確認させてください」とすると、何を確認しているのかが伝わります。実際の文面は、それまでのやり取りに合わせて調整しましょう。
6.回答をもらったら、確定した内容だけ更新する
相手から回答をもらった後は、確認メモを更新します。未回答の項目は、勝手に確定へ移さず残しておきます。
「納期は○月○日○時」「納品物は本文のみ」のように、実際に確認できた内容を記録してください。後から条件が変わった場合は、変更日と変更内容を追記すると経緯を読み返せます。
最初の一歩は、依頼文から「決まっていないこと」を三つ探すことです。AIには整理や質問文のたたき台を手伝ってもらい、自分が引き受ける範囲は確認してから決めましょう。
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